2015年12月3日木曜日

鼻歌スープ

ふ~ふふふ~ん~~ん~
鼻歌がはじまる。

トントン、トントントントン、トントン・・・・・・・
包丁の音は軽快なリズムを刻む。

色は何色にしようかな?
味のポイントは何にしようかな?
この素材の組み合わせはどうかしら?
具材の形はどうしようかな?
トロトロに、サラサラに、ゴロゴロに、などといろんな表現が生まれる。

絵を描く時や、洋服のコーディネートを考える時みたいな感覚で選んでいく。
忙しい人へ向けての”時短レシピ”というものも流行し、
コンソメスープもとっても便利でよいのだけれど
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・。
もっと心が何かを感じて震えるような、
あたたかく優しいものを。

何よりもスープは自由なのです。
ミネストローネ

三種のねぎのスープ
トマトのスープ

イタリア料理のボルベッティーネ 

ふ~~ふふふ~~ふん~
やっぱり歌いたくなる。
でもでも手は繊細に動かそう。
塩が味の決めて。

もっと自由に。
もっと楽しく。

冬の匂いの感じるこの季節。
あたたかな食卓。
鼻歌スープ。


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